イベント
☆10周年エピソードコンテスト 結果発表☆
10周年記念イベントの一環として開催していた
「10周年エピソードコンテスト」の受賞作品が決定いたしました。
なお、プレイチケット以外の賞品は郵便箱に送られておりますので、
ご確認ください。
最優秀賞: 指ゴッピヌー さん
GODIUS 6ヶ月プレイチケット ×1
経験値増量タイマー (200% 30日) ×1
金竜の尻尾 ×1
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10周年おめでとうございます!
私はおそれおおくも禿キャラを愛用しています。
が、もっとコアな禿道を極めたような方がいらっしゃるのも存じています。
そのような方と比べたら私は禿にも劣る存在だということはよく承知しているつもりであります。
昔はたくさんの素晴らしい禿をお持ちの方がいらっしゃいました。
そのような方のおつむ様は燦然とひかり輝き、私の目にまぶしく正視できず、思わずははーっと頭をさげてしまったほどです。
そんな素晴らしいおつむ様を拝見したあと、そのころの私はきまって自己嫌悪に陥りました。
自分の禿頭をなやましく撫で回しながら終わりのない自問自答をしました。
「うおおお。うおおお。なんだこのおれの頭は、偽物じゃないか。おれは禿ではない。毛がないだけ、毛根がないだけのちんちくりんだ。どうすればあんな光が・・・うおおお」
自分の禿に自信をなくし、やさぐれた私はしばしばカツラを着用するようになり、素晴らしいおつむ様をお持ちの方をみると、隙をうかがい鞄のなかに青カビをつっこむという、極悪非道の行いをするようにまでなってしまいました。
そんなある日あの方と出会ったのです。
その方はそれは素晴らしいおつむ様をお持ちの方で、放たれる光は優しく温かく、青カビをつっこむ悪い気持ちをやわらげてくださいました。
「このたび禿ギルドを結成することにした。きみそれはカツラだね。そんなものはやくとって、私に着いて来なさい」
私はカツラを脱ぎながら流れる涙のとめるすべをしらず、そのままその方の後についていきました。
そしてついにギルド「禿一心」が結成されたのです。
我々はベルクの首都パゴールに集い、また大半の人が黒い袴を着用しました。
そして列をつくり、パゴールの街をねり歩きはじめたのです。
そしてそれぞれが自分の禿への想いを絶叫しました。
「禿LOVE!」「禿命!」「おれは禿だ!」等々。
私も夢中で叫びました。
しばらくすると前を歩いていたやさぐれ禿仲間のうだつのあがらぬおつむ様がぼんやり光りはじめました。
「おい!おまえ、おまえのおつむ様が光りはじめたぞ!」
「なんだって!あ!!そういうおまえのおつむ様も光りはじめてるぞ!!」
私は自分の禿頭の光りをラウンドシールドで反射し、やさぐれ禿仲間の目に向けました。
「うおお。まぶしいぜ、おまえの禿光まぶしいぜ!!おれにもやらせてくれ!!」
「うおお。まぶしい!ちきしょう、おまえの禿光ってやさしいな」
「よせよ。おまえの禿光だってお母ちゃんの手のひらのぬくもりのように温かったぜ」
私の禿頭が光ったのはあとにもさきにもこの日だけですが、この日のことは私の記憶のなかで今も鮮やかです。
長くなりました。
もうほとんどフィクションになってしまい、禿ギルド結成と禿パレードは実際にあったのですが、こんな風になってしまいました。
でも書いていて楽しかったです。
ガディウスよ。
どうか末永くつづいてください。
そして禿よ。
どうかいつまでも光り輝いていてください。
(指ゴッピヌー)
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優秀賞: ☆お伽話し★ さん
ワクワクBOY さん
デルレイ さん
GODIUS 1ヶ月プレイチケット ×1
経験値増量タイマー (200% 7日) ×1
金竜の角 ×1
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『My Sweet GODIUS』
10周年おめでとうございます!
私の思い出エピソードを、おぼろげなので思い出しながら書き綴っていきたいと思います。
「あー、こんな事あったな」なんて少しでも共感してくれる人がいれば幸いです。
8年前、勤めていた会社の先輩に「やれよ」と言われたのがきっかけで、初めてPCという物を初めて購入し、初めて触れたオンラインゲームが『GODIUS』でした。
ガディウスには、私の初めてが色々詰まっています。
操作に戸惑いながらも、先輩に借りた『オークハンマー+3n』を持って、訓練所なる所へたどり着きました。まずはLv6にしなくてはいけないとの事でした。
訓練所の中でバンデットという名前の人にPKされて悲しくなりました。なんてひどい人なの!って思いました。後で聞いたらそれはバンデットという名のモンスターでした。強くて倒せませんでした。ひたすらスライムを追いかけ回しました。
先輩は当時高Lvだった『ホイ』を着ており、知り合いの皆からある種尊敬の眼差しを集めていて、「私もホイ着たい!どや顔したい!」と思いました。
それから毎日の様に狩りをしました。先輩のいるギルドにも加入させてもらいました。お友達も出来ました。毎回顔文字で挨拶する人がいて、毎回手打ちするなんて器用な人だあと思っていました。
そして私は『マクロ登録』と『辞書登録』を知りました。
EK、EKKという概念を知ったのはサイエフ6…通称『道場』で狩りをしていた頃です。戦争ゲームというのは聞いていたのですが、実際それまでそういった場面に出くわしたことが無くて、驚きました。
赤文字の人(私はベルクなので、タペリの人です)がいきなり襲い掛かってきて、どうして良いのかわからず、気付けばお墓でした。身を持ってEKの怖さを知った私。それからはEKに会うと一目散に逃げたものでした。
このゲームは怖いけど楽しくて、楽しいのに飽きが来ないんです。家にあるゲーム機じゃ、こうはいかないと思います。人と人とを繋ぐコミュニケーションが、とても魅力的なんです。
気付けば、ガディにINしない日はない位に。仕事で朝早いのに、夜遅くまで狩りしたり、誰もいない民家でひそひそ話しをしたり、ケンカもしたり、仲直りしたり。
それからしばらくして。
先輩が出産を控え、引退しました。
私は心にぽっかりと穴が空いたみたいになってしまいました。仕事も忙しくなってきて、次第にガディにINしない日が増えていきます。1日、3日、1週間、1ヶ月…私のキャラの時計の針は止まったまま、気付けば半年が過ぎていました。
家に帰ると、PCは起動するけど、ただ起動するだけの状態です。
先輩のいないガディに、入りたくない。だから、ガディを起動することが出来なくなっていました。
そんな時、以前先輩に教えてもらった美枝さんのガディウス『ありがとうフラッシュ』を何の気なしにみてみました。見るのはその時が初めてでした。
…涙が止まりませんでした。
引退していった人たちへの想いがひしひしと伝わってきて、何度も何度も見返している内に、ある思いが込み上げてきました。
「先輩が帰ってきた時、おかえりなさいと言えたらどんなにいいだろう」って。
だから私は戻って来ました。先輩がいつ復帰しても大丈夫なように。
先輩は数年後、帰ってきてくれました。とても嬉しかったな。
今、私は待っています。
この8年間の中で知り合い、仲良しになった人、引退してしまった人たちのことを。
また逢いたい。
そんな想いが、今日も私をガディウスへと駆り立てます。
これを書きながら、またあのフラッシュを見ています。
長くなってしまいましたが、これが私のガディウスエピソードです。
拙い文章でごめんなさい。でも見てくれた方全員に、ありがとうございました。
(☆お伽話し★)
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ガディウス、もとうとう10周年。
俺とガディウスとの出会いから、もう10年かと思うと
ずいぶん遠いところにきてしまった気がする。
数々の思い出があるが、その中でも最も熱くハゲしく輝いていた
流刑島修行時代の話をしよう。
プレイ暦数年程度の人では、もはや想像もつかないだろう。
今やその名すらも忘れ去られて久しいが、
10年前のオープンβ初頭、流刑島ウェーリンは
多くのEK達にとって、まさに聖地というべき存在だった。
数多くの有名EKが、己が道を究めんと、その地で修行の日々を送った。
あるいは夢半ばに倒れ、あるいは地上に舞い戻って悪行に明け暮れ、
その名を馳せたのだ。
当時チンピラEKだった俺(レベル25)は
早くも日々の狩りに限界を感じていた。
パーティシステムもタイマーもない当時、
レベル20代なかばといえば、経験値1%に満たないグリフォンを
数人がかりでとどめの奪い合い、というのがデフォルト。
今のように、ビギナーや羽靴もなく、隣接されれば、すなわち死。
稀少な復活薬を通りすがりに使うなどという酔狂はもってのほか、
死ねば問答無用でラスラン墓場にGO!
そんな、熾烈極まる狩り環境だった。
地を這うような毎日を過ごしていたある日、
一足先に流刑の憂き目にあっていた、師匠筋のEKから
すぐさま流刑島へ来るようにと、召集が下されたのであった。
「サラマンダーが超うまい!すぐチタン(鎧)着れるようなるぞ!!」
断る理由はなかった。
IW(アイスウェーブ)の発動安定レベルは、はるか先。
このまま泥水をすするような生活をしても、遅々として歩みは進まないだろう。
これぞまさしく天啓!
すわ、KILLをつける作業をせねばなるまい!
俺はさっそくルクレシア湿原(当時PK可能)に向かった。
やってくる同国の初心者に、アイスミサイルを浴びせ続けること数時間。
やがて、俺の頭上には真っ赤な罪人の烙印、通称【赤パンダ】が浮かび上がり
あえなく、ミリタード入口のガーディアンの凶弾に斃れたのだった。
俺の心は、新天地への期待で高揚していた。
しかし、その時の俺は知る由もなかった……。
その先に、想像を絶する過酷な日々が待ち受けていることを。
唐突に、俺は見慣れぬ墓場に出現した。
日と潮風に晒されて、焼けきった見張り台。
赤茶けた死神の像に、寂しげなBGM。
そして……それらと対象的に、いるわいるわ、
地上で極悪非道の数々を成した、赤パンダ共がぞろぞろと!
「下界から密輸したてのチタンだよ!安いよ!」
「にいさん、流刑豚産のラウシ買わないかい」
「流刑じゃ貴重な復活薬だよー。1個たったの5000ランス!」
俺たち流刑人は、KILLが100を下回る釈放のそのときまで、
国籍も奪われ、ただ流刑人という名のコミュニティで生きていかねばならなかった。
下界とは徹底的に隔絶されており、交流手段として許されたのは、
倉庫・銀行の利用と、チャットリングによる通話のみであった。
これは、流刑につくまで気付かなかった事実だが、
すべての流刑人達には、経済的に相当の負荷が科せられていた。
KILLペナルティにより、店の物価は実に、通常の4.5倍。
加えて、当時は服や鎧類は割高な上に、錬金オイルなど都合のいいものもなく、
レベル30以降のトレンドであるチタン鎧は、1着13500ランス。
当然、死亡して遺品ドロップした日には、2度と手元に戻ることはなかった。
さらにさらに、モンスターのドロップで得られる金額は、なんと1/2未満!
スライムを殺したら0ランスがドロップした、などという話さえあった。
街を1歩外に出ると、早くも次の衝撃が俺を襲った。
見放された地ウェーリンには、G(ガーディアン)がいないのだ。
代わりに俺を迎えたのは、未だ見たことのない巨大な影2つ。
街前で虐殺の限りを尽くす、ブラックドラゴンとウォームキングだ!
遺品目当てで、故意に街前までヤツらを誘導するプレーヤーは、決して少なくなかった。
島の洞窟に入場できるレベル31までは、常にやってくるヤツらの黒い影に脅えながら
サラマンダーを発動不安定なIWでソロする日々が続くのだった。
さらに、レベル31以降になっても、苦難は続いた。
メイン拠点となる流刑島西部の町、トゥームストーンには
なんと薬屋が存在しない。
解毒薬を入手するには、利用費1000Rの倉庫で地上から仕入れるか、
もしくは島の反対側にある東部の町ウェルリンまで赴き、割高の品を買うしかなかった。ウェルリン右の洞窟1に生息するマミーや、洞窟2のケルベロスは猛威を奮い、
そこで命を落とした流刑人は、数えきれないほどいた。
恐らく、ガディウス史上、最悪ともいえる苦難の地、流刑島……
冷静に考えれば、経験効率が良かったのはほんの一時だけで、
地上よりも遥かにつらい環境であったことは間違いない。
あのとき島に誘ってくれた師匠を、恨んだ時だってあったものだ。
しかし、そこですごした日々は、決して苦い記憶ばかりではなかった。
そこには、日々のレベルを競い合った仲間がいた。
お互い拾ったレア自慢をしあい、励ましあい、残りのキル数を比べ、
共に遥か遠くの地上に思いを馳せる、仲間たちがいたのだ。
流刑の地で再会を果たした師匠は、己の野望を語ってくれた。
「下界に下りたらギルド作るぜ……地上最強のEKギルドだ!」
「俺と相棒がマスターとサブマスター……お前はジェネラルだな!」
師匠は、常に俺の至らぬ高みにあった。
毎日、師匠の背中に少しでも追いつこうと、ハンマーオークを狩り続けた。
……楽しかった。
一夜の饗宴のような、あの日々……。
やがて、βテストは終わって公式サービスが始まり、
多くの仲間が去り、師匠もいつのまにか疎遠となった。
俺はひとり、流刑の地で、彼らの帰りを待ち続けた。
今でも俺の心の一部は、彼の地ウェーリンに残り続けているのだ。
もはや、こうして懐かしむ他に、あのときの気持ちを味わうことはない。
寂しく思うこともある。またあの頃に戻りたい、と思わないわけがない。
しかし、なんだかなんだで今だって今の仲間がいて
今のやり方で結構楽しくやってたりするのだ。
遅くなったが、ここに10周年続いたガディウスに、
祝福と、そして感謝の気持ちを伝えたいと思う。
おめでとう、そしてありがとう、ガディウス10周年。
これからも末永く付き合ってゆきたいと思う。
(ワクワクBOY)
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当時、流刑島でのLv上げが早い!と流行っていて、私も唯一の友達を誘い意気揚々と流刑島へ行ったのでした。
しかし、早まってろくにマンティコアも狩れないくらいの低Lvで行ってしまい、また、私たち以外にはKILLを放置している人しか見かけなかった為、
二人して途方に暮れていました。
KILLを減らして、大人しく下界へ帰ろう…そんな時、レオタードを着た一人の片手剣女戦士に出会いました。
当時、レオタードと言ったらかなりの高Lvで、あの噂は本当だったんだ!と心が弾んだのをよく覚えています。
彼女は言いました。
「初めてここに来たの?一緒に狩りする?」
その日から、私たち3人は流刑島を隅々まで冒険しました。
彼女はいつも自分が狩りしている洞窟の場所を案内してくれたり、ブラックドラゴンの住処と言っても過言ではない洞窟の奥の方まで行っては、キャーキャー言いながら逃げたり、
町と町をつなぐ道中に生息するウォームキングにちょっかいを出して一緒に死んだり。
それはそれはとても楽しい日々でした。このまま何時までもこの時間が続けばいいのに、と思える程。
私たちには一つだけ問題がありました。私と友達はタペリ国民。彼女はベルク国民でした。
彼女は錬金術師だったので、応急スキルで私たちを幾度となく助けてくれました。
しかし、私たちは彼女が倒れてしまった時はその姿を見ているだけしかありませんでした。
「遺品よろw」そう言っていつも笑って許してくれる彼女に申し訳ないなといつも心が痛んだものです。
両国民が手を取り合って冒険するなんて、ほぼ無いに等しい今となっては、それも大切な思い出の一つです。
私と友達もやっとレオタードを着れるLvになったある日、彼女はこう言いました。
「じゃあ、二人とも十分強くなったし、私はそろそろ下界に戻るね」
唐突の別れ。なんて声を掛けていいのか分かりませんでしたが、今までここであなたと過ごした時間を忘れないと感謝の気持ちを精一杯伝えました。
「下界に戻ってきたら、また声かけてね」
そう言って彼女は流刑島から出て行ったのでした。
その後、彼女に会うことは実現しませんでした。
もう引退してしまったのか、新しいキャラを始めたのか、定かではありませんが何処かで元気にしてくれていたらいいなといつも思います。
これが私の心に残っているエピソードです。
(デルレイ)
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たくさんのご応募ありがとうございました。